ユーロという言葉は、お金の単位としては比較的新しい言葉ですよね。
ユーロは欧州連合27カ国中13カ国が公式に採用している単一通貨のことです。
ユーロは、欧州中央銀行と各国の中央銀行から構成される、ヨーロッパ中央銀行システムによって管理されており、1992年に欧州連合条約によって提案されました。
そして、1999年に通貨として銀行等で取引されるようになり、本格的に紙幣・硬貨として導入されたのは2002年になります。
これは、通貨の歴史としては非常に新しいもので、このユーロが導入されたニュースはみなさんの記憶にも新しいものだと思います。
このユーロを導入するためには、厳しい基準をクリアしなければなりません。
インフレ率、長期金利、財政収支、政府累積債務などがそれにあたり、その規定は、欧州連合・欧州中央銀行・ヨーロッパ銀行によって定められています。
厳しい審査にクリアした国だけがこのユーロを通貨として利用することができるわけです。
ユーロを導入した場合、今まで利用していた通貨を利用することはできません。
国全体の通貨が変わるということは非常に大変なことで、それなりの対策もおこなわなくてはなりません。
ヨーロッパでも、始めにユーロが導入された際、一時的に偽札が出回り大きな問題となりました。
しかし、新しいことを取り入れるということはそういったリスクからは逃れられないものだと思います。
ユーロは日本でも外貨預金などで利用することができるので、一度資産運用のために考えてみてはいかがでしょうか。